クレジットカード限度ギリギリのダメOLのトレード日記
今週は東日本大震災の被害(特に福島原発の動向)や中東・北アフリカ情勢不安が相場を引っ張った。特に日本の福島原発に対する懸念は、国内の生損保が支払う損害賠償を補うために資金を本国に回帰させるのではとの観測が背景となり円が主要通貨に対し買われている。ドル円相場では原発の状況が悪化する度に円買い(損切り)が強まり、心理的節目の80円ちょうどや、歴史的な円高水準となる1995年4月19日の79円75銭を下抜け、史上最安値である1ドル=76円44銭を記録している。
日本の原発事故の深刻化を受けて世界的に株価が下落、投資家が運用リスクを回避するとの見方が広がり、円買い圧力は強まった。ただ財務省・日銀による円売り介入に対する警戒感や、G7が日本の介入を容認するとの報道等も影響したが、最も大きな要因は日本の原発事故に関して新たな悪化材料が出なかったことから、欧米の株価が堅調に推移し反発している。
本日18日(午前9時)にはG7が緊急に電話会談を行い米・英・ユーロ・カナダが日本との連帯を表明、協調介入に参加することを発表した。本邦当局は円高阻止のため介入を実施するに至っている。ドル円相場では79円台半ばから81円台後半まで急上昇している。
今後の協調介入の可能性については、株価が大幅に下落して急激な円高が進むようであれば実施される可能性がある一方で、原発問題が落ち着き、円相場も落ち着けば可能性は低下すると見ている。現状ではG7が協調介入に合意したことや介入が実施されたことにより様子見ムードが漂っているが、どちらにしても円高水準では協調介入が警戒され、円安水準では戻り売り需要が待つことになる。来週も引き続き福島原発の動向に為替市場が振り回されることになると思われる。
また、連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されたが、終了後の声明で米国債購入計画を継続する方針を示したほか、政策金利を過去最低水準で据え置いた。大幅な変更はなく、市場予想通りとなったことから相場への影響は限定的となっている。ただスイス・フランが米ドルに対して逃避需要の高まりにより過去最高値を記録している。原油価格が高値圏で推移していることや、日本の放射能漏れ懸念が材料となった。来週も株安や福島原発が悪化すれば逃避通貨のスイス・フランの買い圧力は継続することになる。
ユーロではG7が協調介入の実施で合意したことについて、野田佳彦財務相が「介入対象は基本的にドル円だが、場合によっては欧州中央銀行(ECB)がユーロで介入を実施する可能性もある」などと述べたことや、心配されていたスペインの国債入札が順調に終わったこと、さらにインフレ率がECBの目標値を3カ月も上回っているため、次回会合での利上げ観測が依然として根強いことを材料にユーロは底堅く推移すると見ている。
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